「最近のサイバー攻撃って、どんな傾向があるの?」
「攻撃者もコスパを考えて動いてるって本当?」
ボス!Cloudflareの脅威レポートで「攻撃者がコスパを重視してる」って書いてあったでしゅ!コスパって…攻撃者もそんなこと考えるんでしゅか?
ふふふ、攻撃者も商売だからな。少ない労力で最大の成果を出そうとする。その傾向を知っておけば、守る側の優先順位も見えてくる。
Cloudflareが公開した2026年版脅威レポートは、攻撃者の行動原理の変化を鮮明に描き出しています。
高度なゼロデイを開発するよりも、既存の手法を効率よく使い回すほうが「儲かる」という合理的な判断が広がっています。
- 攻撃者が「コスパ(投資対効果)」を最優先に手口を選択する傾向が明確化
- AI悪用・クラウドC2・フィッシング自動化など、8つの脅威トレンドを特定
- 正規クラウドサービスを悪用する「Living-Off-The-Cloud」が検知を困難に
この記事では、レポートで指摘された主要な脅威トレンドと、企業が見直すべき防御の優先順位を解説します。
目次
Cloudflareが示した2026年の8大脅威トレンド
レポートでは、攻撃者が「MOE(Measure of Effectiveness)」という効果測定の考え方で手口を選んでいると分析しています。
注目すべき脅威の変化
8つのトレンドの中でも、特に企業への影響が大きいものを整理します。
| 脅威トレンド | 概要 |
|---|
| AI悪用の拡大 | 技術スキルが低い攻撃者でもAIでディープフェイクやフィッシング文面を生成可能に |
| クラウドC2(LotC) | Google DriveやDropboxなど正規サービスをC2通信に転用し、検知を回避 |
| フィッシング自動化 | PhaaS(Phishing as a Service)でフィッシング攻撃を大規模に自動化 |
| MFA迂回 | セッショントークンの窃取で多要素認証を突破 |
| DDoSの大規模化 | テラビット級の通信量による攻撃が増加 |
共通しているのは「既存の技術や正規サービスを巧みに転用する」という点です。
新しい脆弱性を発見するよりも、すでにある仕組みを悪用するほうがコストが低い。
攻撃者はその合理性で動いています。
Google DriveとかDropboxがC2に使われるって…業務で使ってるサービスじゃないでしゅか!ブロックするわけにもいかないでしゅよ。
そこが攻撃者の狙いだ。正規サービスだからこそ、通信先でのブロックが効かない。通信パターンの異常を検知する仕組みが必要だな。
コスパ重視の攻撃者に対する防御の考え方
攻撃者がコスパを重視するということは、「防御コストを上げる」だけで一定の抑止効果があるということでもあります。
守る側の優先順位の付け方
すべての攻撃に万全の対策を取ることは現実的ではありません。
攻撃者のコスパ思考を逆手に取り、以下の観点で優先順位を決めましょう。
- フィッシング対策(攻撃者が最も低コストで実行できる手口)を最優先にする
- MFAはトークン窃取に強いFIDO2/パスキーへの移行を検討する
- クラウドサービスへの異常な通信パターンを監視するCASBやSWGを導入する
- SaaS間連携のAPI権限を最小限に絞り、侵害時の横展開を防ぐ
攻撃者に「この組織は手間がかかる」と思わせることが、コスパ重視の攻撃者に対する最大の防御になります。
攻撃者に「面倒くさい」って思わせればいいんでしゅね!それならオイラにもできそうでしゅ!
そういうことだ。完璧な防御は存在しないが、攻撃者の費用対効果を下げることはできる。
まとめ
Cloudflareの2026年脅威レポートは、攻撃者の行動原理が「コスパ重視」にシフトしていることを明らかにしました。
AI悪用やフィッシング自動化、正規クラウドの悪用など、手口は効率的かつ検知しにくい方向へ進化しています。
守る側も「どこに投資すれば最も効果的か」を考える必要があります。
まずはフィッシング対策とMFA強化から始めてみてください。
敵を知り己を知れば百戦殆からず。攻撃者の思考パターンを理解することが、防御の第一歩だ。
レポートの全文も読んでみるでしゅ!英語だけど頑張るでしゅ!